思ったより重要な「思考の限界」とは何か!?

人間が持つさまざまな可能性は「思考の限界」に阻まれています。

私たちの普段の生活では、ポジティブな言葉を聞くよりも「そんなの無理だ」、「失敗するだけだ」、「意味がない」などのネガティブな言葉を聞くことが多いため、多くの人が自ら可能性を閉ざしているのです。

そしてそれは多くの人が気づいていませんが、とても深刻な問題だと言えます。

 

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知らずに決めてしまう自分の限界

小象の足首にロープを巻いて、それを木に結んでおくと、小象はロープが伸びる範囲でしか動けません。

やがて大人になった象は、ロープを引きちぎる力を持っていても、ロープの範囲でしか動かなくなります。ロープを引きちぎる力があるにも関わらず、それを試そうともせず、自由に動かなくなるのです。

この手の話は枚挙にいとまがありませんが、私たち人間も例外ではありません。

多くの人は、小さい頃から「○○してはいけません」と親や先生に躾けられますが、それが大人になっても抜け切らないのです。

やがて自分から「○○するべきではない」と規制し、諦めるようになります。

「やっぱりチャレンジして良かった!」

しかしその逆に「きっと○○できるから」と言われて育った人は、素直に自分の得意分野を伸ばしたり、行動する前から諦めたりしません。

また、行動して成果が出なかった場合でも、深刻に落ち込むこともなければ、チャレンジする気概を失うこともありません。

「これはダメだったけど、次は別のことにチャレンジしてみよう」とか、「今回はダメだったけど、次回はうまく行くかもしれない」というふうに、フラットで前向きな考え方をします。

「どうせ自分なんか…」とか、「やってもムダだし…」というネガティブな発想にならないのです。

結果、ネガティブな人よりチャレンジする回数が増えるので、成功の確率も高くなり、そのうち成功して「やっぱりチャレンジして良かった!」となるのです。

思ったより大切な「人生観」

このように、プラスのスパイラルになるかマイナスのスパイラルになるかは才能やセンス、遺伝的に持って生まれたもので決まるのではなく、その人の人生観にかかっていると言っても過言ではありません。

しかし明るい人生観の人も、暗い人生観の人も、そのことに気づいていません。

明るい人生観の人は「やればできる、人生なんでもチャレンジだ!」くらいに気楽に考えていて、暗い人生観の人は分析的に考えてしまい「結局、才能、センス、遺伝が人生を決める」という結論を導いてしまうのです。

親の成功がもたらすもの

事業で成功している人は親も成功者である場合が多いですが、これは「良い環境を調えて、教育費にもお金を投じた結果」と説明されます。しかしもうひとつ大きな要因があります。

それは自然に『金持ち思考』が身につくからです。

年収600万円の家庭で育てば「安定した職について、将来はちゃんと貯蓄して…」というふうに、ごく堅実に育てられるのが普通ですし、子供自身も常に親を見て育ちます。

しかし年収1億円の家庭で育てば「イザという時はチャンスを掴みにいけ」とか「お金よりも人脈を大切にしろ」とか「勤め人にはならずに自分で事業を起こせ」というふうに育てられることが多くなります。

また、お金に対する感覚も違います。

貧乏な大学生が親の遺産の1000万円を突然相続したら、ソワソワして落ち着かない日々になりますが、お金持ちの息子なら当たり前にそれぐらいの金額を持っているかも知れません。

当然、1000万円の重みも違います。

「象のロープ」を外すために…

多くの人は大金持ちの家に生まれたわけではありません。

しかし大きな成功を望むなら、まずは「自分が育った環境で、自分はどういう世界観を手に入れたか!?」から考え、成功者のマインドを手に入れることが大切になります。

例えば少し成功して年収1000万円を超えたとして、それ以上の成功を望むなら「自分は年収1億円以上の価値がある人間だ」と思うことが必要です。

そうでなければ、持ち慣れない大金でソワソワして落ち着かず、心のどこかで「自分には分不相応だ」とか「いつか失敗するのではないか」という『疑惑』を抱き続けることになります。

すると全ての判断において、その『疑惑』が影響してきます。

投資すれば確実に数倍の収益が見込めるビジネスでも、尻込みしてしまうのです。
さまざまな検証を重ね、その投資が安全かつハイリターンなことが確実になっても、「自分には分不相応だ」とか「いつか失敗するのではないか」という無意識下の『疑惑』のせいで、最後の一線を超えられません。

結果、判断がぶれてせっかくのチャンスを逃したり、堅実に行くべきところで一発逆転を狙って失敗するのです。

人間の器

このように、人間には「器」があって、年収1000万円の器の人もいれば、年収1億円の器の人もいるということです。

そしてその器を作るのは他ならぬ自分です。

大人になった象がロープに縛られ続けるように、人間も自分で決めた限界に縛られるのです。

しかしそのことに気づけるのも人間です。

成功するには慎重さだけではなく、健全な楽観性やチャレンジ精神が必要です。

その楽観性やチャレンジ精神を発揮するには、自分の限界を自分で定めず、柔軟な思考を持つ必要があるのです!

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