動線の確保は最重要事項だ!

家庭であれ職場であれ、動線の重要性を意識している人はかなり少ないと私は見ています。
そういう私もかつてはそうでした。自宅の狭い廊下に大きな段ボール箱を置いたままにしていたので、廊下を行き来するのがひと苦労でした。

しかし動線の重要性に気づいたことでその段ボールはすぐに撤去し、快適に廊下を行き来できるようになりました。

置きっぱなしの段ボールがあったときはストレスに感じながらも、そのことを意識できませんでした。

しかしストレスは脳に蓄積されます。また物理的にも廊下を行き来する時間や労力がかかってしまいます。

ここでは家庭や職場でのさまざまな動線について考えたいと思います。

 

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おかしな状態が常態化している!

職場でも、かつての私の自宅廊下と同じく、狭いところに机を並べて仕事をしているオフィス(というより事務所)がたくさんあります。

そのような事務所に限って、更に机の脇に段ボールなどが置かれていて、ますます動線が悪くなっていることが多くあります。

しかしそこで働く人たちは入社当時からそのような状態なので、その状態がおかしいことに気づきません。

机と机の間の通路に段ボール箱が置いてあるのでカニ歩きしないと通れないのはザラです。カニ歩きで通っても段ボールにぶつかって書類を床に落としたりする「二次災害」も起こります。

まずはこのような「おかしな状態」を意識することからはじめる必要があります。

「この散らかった事務所で良いことはひとつもない」まずはそう意識することからはじめましょう。

とにかくモノを減らせ!

次にすること、それは徹底的にモノを減らすことです。捨てるのはもちろん、倉庫に持っていけるものはどんどん持っていきます。

まずは人間が働く環境を整えること、これより重要なことはありません。なぜなら働く環境は生産性に直結するからです。

動きやすくなれば、席を立って誰かのところに行くのも面倒ではなくなります。
企業によってはフットワークを軽くしたり、だらだらデスクワークをしないために、高い机を用意して立ったまま仕事をするところがあるくらいです。

まずはモノを減らして動きやすくする…、やる前は分かりませんが、騙されたと思って実際に片付けてみると、以前の環境がどれだけひどいものだったかと自分でも驚くことでしょう。

床の配線にも気を配る!

あなたの職場がオフィスというより昭和チックな事務所であれば、床に配線が這っている場合もあるでしょう。すると椅子が配線を踏んだりして少しずつストレスが溜まってきます。

たったこれだけのことですが毎日のことなので、こちらもジャマにならないところに配線をずらしたりしてストレス源をなくすようにしましょう。

机やプリンターの配置も重要!

机が整然と並んでいて、プリンターも部署のみんなが使いやすい位置にあるのが理想です。

特にプリンターは電源コードやUSBケーブルの長さの制限で、適当な棚の変な場所に置いてあるオフィスが多いですが、これは延長コードを買ってきてでもベストな位置に置くべきです。

プリンターのように、毎日使うものほど配置にこだわってほしいのです。
これは片付けだけではなく全てに共通する大原則ですが、毎日行う作業を過小評価してはいけないのです。

どんなに小さなことでも、毎日行う作業は徹底的にムダを省くべきなのです。

急には「何がムダか?」さえ分からないものですが、毎日同じことをやっているとムダが見えてくるものです。

そうやってムダが見えたら即・改善する。…これを繰り返すことで小さなことでも徹底的にムダを省くようにするのです。

スッキリした動線で楽しく仕事を!

動線上にあるジャマなものを片付け、更にプリンターを使いやすい位置に置くことで、あなたの職場はかなり改善されました。

たったこれだけのことですが、延長コードを買ってきてまでプリンターの位置を改善する職場は以外に少ないものです。それは上司が職場の環境整備に理解がないケースが多いことも原因のひとつです。

しかし私に言わせれば、環境整備こそ仕事の基本中の基本であり、真っ先に取り組むべきものなのです。

道具にこだわらない大工や料理人がいないように、オフィスワークでも徹底的に道具や環境にこだわってほしいのです!

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