カツオに習う先回り仕事術

サザエさんでこんな話がありました。

ある夏の日、カツオが隣のおばあちゃんに「物干しの布団、干しっぱなしですよ」と教えに行きます。

カツオらしからぬ親切ですが、実はお隣の物干しに布団があると磯野家から花火大会が見えないので、布団をどかそうというカツオの魂胆だったのです。

しかし相手の仕事にまで先回りして手を打ったおかげで、お隣さんは夜まで布団を干しっぱなしにせずに済み、カツオは花火がよく見えたという、ある種の「寓話」です。

 

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少し先回りすると、あなたの仕事はうまく行く!

この話ではカツオはただ花火が見たいがために先回りしましたが、それでお隣さんも助かりました。

ただし、これは相手の仕事の領域に立ち入るような話なので、誤解を受けないように、入りすぎないようにする注意が必要です。

また、あまりにガツガツして自分の仕事ばかりを進めようとすると相手に悟られてしまうので、相手に対する思いやりを持ちながら少し先回りする程度がいいと思います。

ちょっと面倒だと思っても、結果的に…

仕事でこちらからあることを質問しても、なかなか返事をくれない人がいます。

例えば営業パーソンのあなたは、A氏から会議室用の机を見積ってほしいと頼まれました。机の大きさは大と小の2種類があって、そのどちらにするかは会議室を測ってから返事するとA氏は言います。

しかし待てど暮らせどA氏から返事がありません。
こんなとき、ただ待っているだけでは時間だけが過ぎてしまいます。

そしてA氏から返事が来てから見積に着手すると見積提出が遅くなってしまいます。
しかし当のA氏はそんなことはお構いなしで「早く見積を出してよ」と言ってきます。

こんな不毛なやり取りになるくらいなら、先回りして大小2種類の見積を出してしまうのです。こうすればあなたはA氏の回答を待つ必要がありません。

価格を2つ出すのは面倒かもしれませんが、面倒がらずに価格を2つとも出してしまえば結果的にストレスがありません。

「待ち」の時間を極力減らす

仕事を効率的にこなすには、常に「何か先回りできないか?」と考えるクセをつけておくことです。先に先に仕事を進めて「待ち」の時間を極力減らすようにします。

あなたの仕事時間が8時間として、意外と「待ち」の時間があります。
あなた自身では意識していないし、職場の同僚や上司からも見えにくい部分ですが、あなたが「待ち」になっている時間はかなりあると見てよいのです。

その「待ち」時間を圧縮したり有効活用できれば、仕事の効率化とスピードアップが図れます。

また「待ち」になった場合にできる仕事をとっておくのもひとつの手です。
日報を書いたり業界紙を読んだりするのは仕事があるときにするべきではありません。

仕事をしたくてもすることがない、そんな手持ちぶさたな「待ち」の時間にこそ、それらの雑務をこなす絶好のタイミングなのです!

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