定時上がりは回り回って会社の利益になる!

当たり前のように残業を容認する職場は未だに多くあります。私はサクッと定時で上がることを目指して朝から猛然と仕事をしますが、周囲を見渡すとダラダラ仕事をしたりムダ話に花を咲かせる人が実に多くいます。

残業が発生する原因は、実はその程度のことが積もり積もってのことなのです。それはあなたの会社でも同じでしょう。

会社にとって重大なクレームが発生し、その対応で朝も夜もなく、という理由なら深夜まで残業でもしかたがありませんが、日本の多くの企業では、実に詰まらないことで残業が発生しているのです。

 

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定時上がりのキャラで通す!

だからあなたはそんな人たちに付き合う理由も義理はありません。
あなたは自分の仕事を全力で仕上げて、サクッと定時で上がることを目指してほしいのです。

どんなことがあっても必ず定時で上がるようにすれば、誰もあなたに残業を命じることはありません。

クレームなどの緊急事態なら仕方がありませんが、夕方になって「これ、お願い」と仕事を振ってくるA氏は、あなたの時間を全く大切に考えていないのです。

少しでもあなたの時間を大切に考えてくれる人なら、そんなタイミングで仕事を振ってきません。

そんな困ったA氏に対して、いかに自分の時間が大切かを説明しても分かってもらえません。

何しろA氏自身が時間を大切にせず、毎日遅くまで残業しているからです。
そんな感覚のA氏には何を言ってもムダです。

だからあなたは定時になったらサクッと帰ることで、A氏をはじめとする周囲の人に「定時上がりの人」を印象づける必要があるのです。

仕事はしっかり完璧に、それがあなたへの信用に…!

そのためには仕事をしっかり完璧にこなすことが必要です。
あなたが雑に仕事をして帰ったあとにミスが発覚すると、その処理は上司や同僚がすることになります。

そんなことではあなたの信用が無くなります。
定時上がりのキャラで通すためには信用が大切です。

仕事を完璧にこなして迷惑がかからない状態にしておいて初めて「お先にっ!」と帰っても批判されなくなるのです。

時間外や休日は仕事をしない!

また、残業だけではなく、時間外や休日には仕事をしないことも自分自身と約束する必要があります。

せっかく定時に上がっても、今は携帯電話があるので24時間、追い掛け回されます。
これでは何のための定時なのか、何のためのプライベートなのか分かりません。

だから完璧に仕事をこなして時間外や休日は電話に出ない、持ち帰って仕事をしないことを自分自身と約束するのです。

もちろんこれは業界や会社によって、慣習や雰囲気が違うので一概には言えません。

しかしプライベートを犠牲にして、ひたすら仕事に埋没するのはおそらく世界でも日本人だけです。そう考えると、全てにおいて仕事が最上位に来る価値観はかなり歪んでいると言えます。

先ほど「定時上がりのキャラで通すためには信用が大切」と言いましたが、諸外国では先進国であっても「迷惑がかかろうが俺の知ったことではない、定時だから俺は帰る!」がまかり通る国があるのです(日本ではほとんど見かけなくなったストも当たり前に、しかも一番影響が大きい時期に決行するのが諸外国では普通です)。

その良し悪しはさておき、諸外国ではそれくらい仕事に対してドライであり、いい加減なのです。

だから仕事をきっちりやっているあなたは胸を張っていいし、もっと自分のプライベートを大切にしてもいいのです!

定時上がりは結局、会社の利益になる!

定時上がりをすることや、時間外と休日に仕事の電話に出ないことは、ある業界や会社では「非常識」です。もっと言えば「非常識も甚だしい」かもしれません。

しかし「時間内」しか働かないと心の底から決意することで、仕事の生産性は大幅に、それまでとは比較にならないくらい飛躍的に向上します。

今まではダラダラと残業し、仕事を持ち帰ることで時間に対する厳しさがなくなり、更に休日も仕事をすることで「時間は無限にある」という思考回路ができてしまい、仕事に対するあらゆる厳しさが無くなっていましたが、それがあなたの生産性を低いものにしていたのです。

それが時間内しか仕事をしないとなると、泣いても笑ってもその時間が全てになるので、死にものぐるいで効率化や仕組み化、合理化せざるを得なくなるのです。

効率化や仕組み化、合理化は仕事の本質です。それを楽しいと思えない人にとっては、もっともやりたくないことかもしれません。

完全に残業を禁止する通達が会社側から出ると、必ず何割かの人たちが猛反対しますが、その人たちにとっては長時間労働や残業をするほうが効率化や合理化を考える苦しさに比べてマシだから反対するのです。

また、脇目も振らずに必死に働いて苦しいくらいなら、ダラダラ残業したほうがいいのでしょう。

誰にとっても福音である残業禁止令でも、何割かの人たちが反対するのは「頭の汗を流す仕事を回避したいから」です。

しかしあなたはそんな人たちとは違います。

あなたは毎日定時上がりをするために徹底的に業務を効率化し、結果としてそれが会社への利益となるように、日々改善を繰り返してほしいと思います!

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