仕事ができる人でも「仕組み」を手放すとうまく行かない!

あなたの周りには仕事ができる人がいると思います。

その人はいつ・いかなるときでもスムーズに仕事をこなしていますが、それは特別な才能やセンスがあるからでしょうか?

私の答えは「ノー」です。

では仕事ができる人は、いったい何が普通の人と違うのでしょうか?

 

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「仕組み」は本人すら意識できないことが多い!

それは「自分自身の内部に仕組みがあるかどうか」です。

仕事ができる人は、内部に「考え方の仕組み」や「段取りの仕組み」が出来上がっているのです。

それは本人にも意識化されておらず、身体で覚えているものです。しかし必ず「仕組み」に沿って仕事をしているので、結果的に何をやってもうまくいくのです。

仕組みを持てるかどうかが全て!

それに比べて普通の人は「仕組み」を持っていません。だから毎回違うやり方をして失敗しても、それを「仕組み」に昇華することができず、違う場面で同じような失敗をしてしまうのです。

しかし普通の人でも「仕組み」を持つことで仕事ができるようになると私は考えています。

逆に言えば、仕組みが無ければ仕事ができる人でもたちどころにうまく行かなくなるのです。

整理整頓が得意でも…

A氏は整理整頓が得意です。自他ともに認めるきれい好きで、自宅も会社の机も常に片付いた状態を10年以上キープしています。

そんなA氏でも、ある引き出しやある場所に関しては整理整頓がうまく行かないのです。

A氏の自宅の、ある引き出しは荒れ放題で「見なかったこと」にして日々過ごしていますし、キッチンの調味料入れも乱雑な状態です。

しかしある時、A氏は「なぜ部分的に整理整頓がうまく行かない場所があるのか?」その理由に気づいたのです。

さて、ここでA氏が考える整理整頓術を簡単にお話しします。

整理整頓の仕組み・その1

まず収納の容積に対してモノは80%以下にしておく必要があります。収納が100に対して98のモノを入れると、新しく買った10のモノが入りません。収納100に対してすでに98のモノがあるので溢れてしまうのです。

こうして少しずつ収納に入り切らないモノが溢れ、やがて散らかり放題になるのです。

整理整頓の仕組み・その2

また、「仕切り」がない押入れなども整理整頓ができません。押し入れは布団を入れるためのものですが、最近では布団を入れずに衣類や本を入れるケースが増えています。

しかし衣類や本は押入れに対して小さすぎるので、仕切りが無いと空間を有効利用できません。

衣類や本をキチンと並べていても、だんだん崩れて乱雑になるのはそのためです。

仕組みが無ければ「ただの人」

整理整頓が得意なA氏でも、部分的にうまくできない理由、それは上記の「整理整頓の仕組み・その1、その2」が機能していないからです。

つまりA氏が整理整頓が得意なのは個人の才能やセンスではなく、「仕組みが機能しているかどうか」だったのです。

自宅や会社の机では仕組みが機能しているので、常に片付いた状態をキープしていますが、ある引き出しや調味料入れは不覚にも仕組みが機能していなかったのです。

また、几帳面な経理担当・B氏が毎回ミス無く請求書を作れるのは、毎回キチンとチェックしてミスが無いか注意しているからです。

そんなB氏でも、体調不良が原因でいい加減なチェックをすれば、その日の請求書は一桁間違えたものができるかもしれません。

つまりB氏が作るから完璧な請求書ができるのではなく、B氏が毎回チェックするという「仕組み」をこなしているから完璧なものができるのです。体調不良とはいえチェックを怠れば、不完全なものができてしまうのです。

なので仕事に才能やセンスは関係ありません。いかに「仕組みで仕事をするか」になります。
しかし通常、仕組みは本人でさえ意識していません。だから「あの人は才能があるから」とか「私にはセンスがないから」という才能論になってしまうのです。

まとめ

「あの人は特別だから」とか「自分はダメだから」と言ってしまうと、そこで全てがストップしてしまいます。

しかし私たちは同じ人間です。オリンピックに出るような人は特別かもしれませんが、私たちの周りの人はそう大差はないはずです。

もしそれでも「あの人は凄い」という人がいたら、その人の内部にはどんな仕組みがあるのかという視点で観察するといいでしょう。

すぐにそれを見抜くことは難しいですが、必ず法則があるはずです。それは本人でさえ意識していないので、その本人でも他人には説明できません。

それでも内部にある「素晴らしい仕組み」で動いていることに違いはありません。

その仕組みを少しでも自分に取り入れてみる…、全ては仕組みであると考える、そこからあなたの仕事のクオリティが向上していくのです!

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