仕組み化やマニュアル化こそ、人間に対する真の優しさだ!

組織ばかりではなく個人で仕事をする人にとっても、仕組み化やマニュアル化は必要です。

仕組みやマニュアルが無いと当然、失敗します。また、一度で済む仕事を何度も繰り返したり、すでにある資料を重複して作ったりと効率が悪くなる一方です。

 

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マニュアル化で「無価値な失敗」を回避する!

仕組みやマニュアルが無いために失敗するのはナンセンスです。

失敗には価値ある失敗と無価値な失敗がありますが、仕組み化やマニュアル化で防げた失敗は「無価値な失敗」だと言えます。

逆に「価値ある失敗」とは何でしょうか? それはまだ誰もやってない事に挑戦したり、新製品開発や新規市場開拓など「失敗しながら学ぶしかないもの」だけです。

仕組み化やマニュアル化できる仕事なのに、それらが無いために失敗するのは単なる時間のムダです。そうならないために必ず仕組み化し、マニュアルを用意してムダを回避するようにしましょう。

失敗して怒られても、真の原因には気づけない!

さて、仕組みやマニュアルが無い状態では誰もが失敗します。すると上司は失敗した部下を叱りますが、これは本当に最低なことです。

そもそも仕組みやマニュアルが無いから部下は失敗したのです。

仕組みやマニュアルを作るのは他ならぬ上司の責任です。しかしその責任を棚上げして部下の失敗を叱る…、これでは二重に悪を重ねていると言うしかありません。

しかし世の中にはこんな呆れた上司がたくさんいます。
また、失敗した部下は納得できない気持ちを抱えながらも、失敗の本質に気づけないままなのです。

双方ともに不毛な時間と労力を使い、ストレスを溜めているのです。

仕組みやマニュアルは冷たいものではない!

無価値な失敗はしないほうがいいのは先述の通りですが、世の中には「とにかくトライしてみろ」とか「失敗しないと成長できない」という言葉が溢れ返っています。しかし何度も言うように、それは「価値ある失敗」の場合です。

無価値な失敗をいくら重ねても意味がありませんが、そんな失敗を重ねるのは仕組みやマニュアルが無いからです。なのでそれらが無いということは人間にとっての優しさが無いのと同じなのです。

仕組みやマニュアルを冷たいと感じたり拒否反応を示す人がいますが、深く考えれば、仕組みやマニュアルが無い方がよほど人に冷たくて厳しいことなのです。

人は必ず失敗する生き物です。
人は必ず忘れる生き物です。

これはどうしようもない人間の本質です。
だから人の失敗を責めても問題は解決しません。

極限まで失敗を少なくする仕組みを作ったり、細部まで気遣いが行き届いたマニュアルを用意することこそ、人間に対する真の優しさだと言えるのです!

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