環境を徹底的に整えて自分を知れば集中力は持続する!
いかにして集中力を持続させるかは、勉強だけではなく仕事にとっても大切なことです。
勉強は図書館などの静かな環境で集中できますが、仕事はオフィスや街なかなど、場所を選ばないので集中できません。
しかもオフィスは雑音だけではなく話しかけられたり電話が鳴ったりしますが、こんな環境でも集中して成果を上げなければなりません。
そこで少しでも集中できる環境を考えたいと思います。
自分が集中できる時間と場所を知っておく!
朝が弱い人は朝にいきなり重要な仕事をしてはいけません。私も朝が苦手なので、朝は日報を書いたり経費の精算をしたりと、ごく簡単な雑務から着手するようにしています。
すると少しずつ仕事モードに切り替わってくるので、それから頭を使う仕事をすればストレスがありません。
夕方は一番気持ちが乗っているので仕事がはかどる傾向にあります。かけにくい電話もこのテンションを利用して行います。
また、落ち着いて仕事ができる場所は社内よりも街中のカフェだったりするので、ときにはあえてカフェに仕事を持ち込むこともあります。
業界紙などの読み物は適度な雑音がある電車内が集中できるので、社内回覧の業界紙は電車内で読むようにしています。
このように、自分にとって一番集中できる時間と場所を知っておくと、仕事の効率が違ってきます。まずはそれらを知って自分に合うように調整しましょう。
あえて電話に出ない時間を作る!
これは会社や上司の理解を得にくい方法ですが、電話に一切出ない時間を意図的に作ることも有効な手段です。
どうしても集中したいときは周囲の人に電話を取り次がないようにお願いしておく、それより集中したいときは雑音と呼び出しがない会議室にこもったりと、自分で電話と雑音から遠ざかる工夫をするのです。
ある衣料品メーカーでは午後の2時間の間、電話に一切出ないことで集中して仕事をする時間を確保しています。
この間はコピーを取ったり会話することも禁止されていて、外部からの電話も総務の数人のみが取って伝言を承るという徹底振りです。
集中力が途切れると…
電話などで集中力が途切れると元に戻すのが大変です。自動車も同じ速度で走るのが一番燃費が良いと言われます。逆に街なかで何度も曲がっていると燃費は悪くなる一方です。
いかに集中力を高めて途切れさせないか…。そのためには根性論や気力を振り絞って乗り切ろうとするのではなく、自分が集中しやすい状態を知り、それを仕組み化することが大切です。
根性論でやることは長続きせず、ムリがあります。
集中力のように根性と密接に関わっていそうなことでも、実は仕組みを整える方が成果が出やすいのです。
時間を選ぶ、場所を選ぶ、電話に出ない環境を作る…、これらは根性論ではなく全て仕組みなのです。
魚の小骨を取り除くように…!
私は集中力を持続させる仕組み作りにトコトンこだわっています。
自分でも「えっ、こんなことまで!?」と思うようなことまで仕組み化しています。
私に回ってくる書類は、自席から少し離れたところに設置した書類箱に入れてもらっています。
以前は手渡しで書類をもらっていましたが、それだと集中力が途切れてしまいます。
このため、私に声をかけずに書類箱に入れてもらうようにしたのです。
この仕組みのおかげで私は書類が来たことにすら気づかないので集中力が途切れないのです。
自分でも「ちょっとやり過ぎかな!?」とか「相手の心象を悪くしないかな?」と思いましたが、事前に話しておけばその心配もありません。
相手もいちいち私に声をかけなくていいのでラクなはずです。
こうして魚の小骨を取り除くように、集中力を削ぐものをひとつひとつ取りのぞき、自分にとって最高の環境を整えましょう!
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