ビジネスでは「正しくラクをする」ことが大切
私たちは勤勉さが大切だと教育されて大人になります。学校の義務教育だけでも6年+3年で、高校3年+大学4年も合わせれば、実に16年もの歳月を学校で過ごすことになります。
また、学校だけではなく親や周囲の大人も勤勉さを教え込みます。すると社会人になった私たちは勤勉さを絶対的な善と考えるようになるのです。
勤勉さは必要、だけど…
もちろん勤勉さは仕事だけではなく人生においても大切な要素です。毎日何かを続けていれば、5年、10年で大きな蓄積になるからです。
しかしビジネスでは正しくラクをすることが大切です。
また、ブルーオーシャン・レッドオーシャンの概念であったり、やらないことを見つけることが大切になります。
それらの知恵は何ひとつ学校で教えてくれませんが、その知恵があるかどうかでビジネスの世界では大きな差がつくのです。
面倒くさがり屋のナマケモノが…
しかし身に染みついている勤勉さを捨て、努力よりも効率という考えに馴染めない人が多くいます。
幸いにも私は根っからの面倒くさがり屋でナマケモノです。「どこかにショートカットがないか?」とか「いかにしてラクをするか?」が人生レベルの目標なので(笑)、その知恵に飛びつきましたが、その方が成果が出て自分もラクになるのです。
このことは面倒くさがり屋でナマケモノとはいえ、学校教育が骨の芯まで浸透している私にとって大きな衝撃でした。
学校のエリート以外でもビジネスで活躍できる理由
ここに学校教育のエリート以外でもビジネスで活躍できる理由があります。学校の勉強を否定しませんが、あまりにも勤勉であることだけが強調されていると今になって思います。
だから効率化=悪という捉え方をする人や、効率化に罪悪感を抱く人が多いのです。
地獄への道は善意で舗装されている…!
また、効率化なき頑張りは組織全体を地獄に導くこともあります。
みんなが頑張っているの深夜残業が続いたり、「お客様は神様だ」の精神でサービスに努めているのに職場から笑顔が消えた場合、効率化の観点から色々なことを見直す必要があります。
組織のひとりひとりは善意で動いているので、苦しみながらもこの状態がおかしいことに気づきません。しかしひとりひとりの善意の集合が必ずしも良い結果になるとは限らないのです。
そのことは西洋のことわざ「地獄への道は善意で舗装されている」がよく現しています。
ではどうすればいいのか!?
その地獄から抜け出して効率化する方法は、「常にラクな方法はないか?」と考え続けることです。また、ラクな方法が見つかったときはチーム全員でノウハウを共有することも大切です。
また、今やっていることが煩雑すぎたり苦しかったとしたら、それは改善の余地があると考えるようにします。こうして「努力の前にラクができないか?」と考え、積極的にラク(=効率化)するようにします。
サービスと効率化は両立します。むしろ余計な仕事をせず、バックヤードの作業を効率化することで、よりサービスに使える時間と余裕が増えるのです。効率化は良いことずくめなのです。
あなたが一日でも早く勤勉さのみを大切にする学校教育の影響から脱し、自由な発想で効率化を達成できることを願っています!
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