先送りグセを治す具体的な方法

 

先送りグセがあるとロクなことがありません。それでも人間は面倒ごとを先送りする性質があので逃げてしまいます。しかし面倒ごとから逃げた分だけ更に事態は面倒になります。

例えばすぐ電話すれば終わる話でも、電話が遅くなっただけで更に面倒になります。先方もずっと待たされているのでどんどん機嫌が悪くなり、こちらへの風当たりも強くなってしまいます。

逆に言えば、先送りグセを直すだけであなたの信用はアップするのです。

 

スポンサーリンク


完璧主義の呪縛

そもそもなぜ人間は先送りするのか、それは面倒ごとから逃げたいだけではなく「仕事は完璧にこなすべきだ」という呪縛があるからです。
この呪縛のせいで、すぐ返信できるメールを放置したり、なかなか電話しなかったりします。

まずは完璧主義を捨てることから始める必要があります。しかし先送りグセは性格に基づくため、なかなか変えられません。私も「それができれば苦労しない」と思っていました。

ではどうやって完璧主義を脱したか?

私の場合、周りにいるフットワークが軽い人やガンガン仕事をこなす人に触発されて完璧主義を脱しました。

ガンガン仕事こなすAさんの場合はこうです。Aさんは何かあるとすぐに社内・社外の関係者を招集して打ち合わせをする人ですが、完璧主義や恥ずかしがり屋の人はこんなことができません。

しかし何よりスピードを重視するAさんは社内・社外の関係者を招集して打ち合わせをし、一気呵成に結論を出すスタイルで仕事をしていました。

Aさんは話すスピードもメールのスピードも全てが高速です。仕事に荒さもあって、時として振り回されますが、ガンガン結果を出すことで荒さを帳消しにしてしまう実績を上げていました。

メールもぶしつけでほぼ挨拶文がありません。しかしそれでいいのです。
私はAさんとの仕事を通して今まで自分はいかにチマチマした仕事をしていたかを思い知らされたのです。

Aさんに触発された私は仕事のスピードを意識するようになりました。
仕事を完璧にしたいという気持ちは自分のエゴです。本当に相手のことを考えればスピードが重要だと気づくはずなのです。

スピードが重宝される時代!

スピードが速いと相手に喜ばれ、自分の評価や信用につながります。

完璧主義でモタモタして相手の信用を失うのと、完成度70%でもスピード重視で相手に喜ばれて信用されるののどちらが良いかは言うまでもないはずです。

商品説明の案内書にしても、きれいにまとめた案内を持参するのがベストです。しかしまとめるのに3日、4日とかかるくらいなら、手元にあるバラバラの資料をすぐに持参して、サクっと説明した方が相手にとって良いのかも知れません。

現代のビジネスシーンで速さは貴重な価値を持っているのです。

今でも完璧主義が顔を出すけれど…

さて、話を完璧主義からの脱出に戻します。私は今でも完璧主義に苦しめられることがあります。しかしそんなときは「スピード感が重要」ということと「Aさん」の存在を思い出して克服しています。

スピード感が重要と考えるだけでは完璧主義が渦巻く心に勝てないこともあるので、そんなときはAさんの人となりや仕事の姿勢を思い出して完璧主義を打ち消すようにしているのです。

私にとってAさんという実在の人物を思い浮かべることはとても有効でした。Aさんには振り回されましたが、思わぬ効用があったようです(笑)

あなたもお手本にできるアグレッシブで仕事が速い人を見つけて下さい。その人は、きっとあなたに勇気を与えてくれるはずです!

スポンサーリンク


スポンサーリンク

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ