コミニュケーションの希薄化が進んだ理由

現代は人間同士のコミュニケーションが希薄だと言われます。電車のなかでは親子や恋人同士でも、お互いがスマホに夢中で会話がありません。

ましてこれが赤の他人同士であれば、そこに交流が発生することはほぼありません。

これからも世の中はドライになる一方な気がしますが、スマホが世に出てからはその傾向に拍車が掛かったように思います。

 

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便利な世の中だからこそ…

しかしなぜ、このような世の中になったのでしょうか?

それはまさにスマホが原因のひとつになっているのです。スマホがあればほとんどのことを調べられます。むしろ人に聞くより検索したほうが圧倒的な情報量を得られるので、人が持つ知識を当てにする必要がなくなったのです。

また、自販機やコンビニが普及したことで、何か困ったことがあってもお金さえあれば買いたいものが買える世の中になりました。

これに関しては「何を当たり前のことを…」と思う人が多いと思いますが、これが江戸時代だったらその「当たり前のこと」がどうなるでしょうか?

江戸時代はこんなに大変! しかし…

もしあなたが険しい峠を歩く旅人だったとしたら…。江戸時代のあなたはスマホもなければ食料も少ししか持っていません。あなたは簡単な地図とわずかなお金で険しい峠を越えなければなりません。

そんなとき、峠の茶屋に寄ったあなたは可能な限り茶屋のおかみさんと話して情報収集するはずです。

野犬や熊は出るのか、ここから先も険しい道が続くのか、次の茶屋までどれくらい歩けばいいのか…、聞けるだけ話を聞いて情報収集するでしょう。

また、峠の茶屋のおかみさんも色々とおせっかいを焼いてくれます。しかしおせっかいを焼かないと、旅人のあなたが途中で行き倒れになるかもしれないのです。

昔は不便が直接、命に関わるからこそ、情報収集のために話をしたりおせっかいを焼いたりしたのです。そうしているうちに情報収集を超えた「情」が出てくるのです。

だから昔の方が今の世の中より人情があったのです。

これからも孤独化は進むからこそ…!

しかし現代社会では情報も食料も安全も簡単に手に入ります。地方でも自販機やコンビニが至るところにあるので、行き倒れの心配はありません。スマホもあるのでトラブルになってもネットさえつながれば何とかなるのです。

現代に生きる私たちは「人」よりもそれらの「インフラ」を頼るので、人とのつながりが希薄なるのは流れとしては当然と言えます。

しかしだからこそ、私たちは意識的に人とのつながりを求める必要があります。
現代社会のインフラにもたれ掛かっていれば人と関わる必要がないので、どんどん孤独になってしまうからです。

これからも世の中は進化していきます。それどころかAIをはじめとする新しい技術によって加速度的に発展する見込みです。

まずは私たちは歴史上、類がない時代に生きていることを認識し、適切な人間関係を築いていく必要があるのです!

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