大きな問題は分割して小さな要素にして解決する!
仕事には問題がつきものです。その問題はクレームに発展することもあります。そうするとプライベートの時間でも憂鬱な気持ちになりがちです。
しかし憂鬱になるのは「自分では問題を解決できない」「手に負えない」と考えるからです。もちろん解決可能な問題でも嫌な気持ちになりますが、解決できないと思い込むときより気持ちはラクなはずです。
だから深刻に考えず、まずは「今の自分には何ができるか」という視点で考えてみましょう。
まずはどれだけ自分が悲観的になっているかを知る
何ごとでも、自分が置かれた状況や問題そのものを正しく評価することです。
こう言うと難しそうですが、そんなときは極端なケースを想像してみます。
「これほど絶望的な気持ちになっているけど、果たしてこの問題で会社が倒産するのか」と。多くの場合、ノーのはずです。
次に「この問題でクビになるか」…これも多くの場合はノーです。
あなたが今、絶望的に感じている問題でも即座にクビになることは少ないのです。
だからまず「今は自分の気持ちに暗雲が立ち込めている状態だ」と認識しましょう。あくまであなたの気持ちの問題なのです。
事実はどうか? を考える
次にあなたがすべきこと、それは事実を正しく認識することです。
この問題は会社にとってどれくらいのことなのか、どんなマイナスが出るのかを冷静に考えるのです。
問題が大きい場合、この問題はあなただけで背負うものでははないことを意味します。
すぐ上司に報告して、自分だけで背負うのをやめます。
悪い知らせは上司に報告しづらいものですが、とにかく報告してしまいます。すると「あなた+上司」で問題に当たることになるので、ひとりで抱えていたときより気分がマシになるはずです。
もちろん怒られますが、怒られたあとは自分ひとりで抱える苦悩から開放されるのです。
問題が大きすぎる場合
その問題はあなたの手を離れ「上司+会社」での対応になります。「あなた+上司+会社」ではなく、あなたを除いた「上司+会社」です。
あなたは責任を感じながらも、あなたの手を離れているので問題に関わろうにも関われません。しかし精神的には開放されるのではないでしょうか。
そしてあなたを外して「上司+会社」で事に当たると判断したのは会社側です。あなたの処分は後日なんらかの形であるとしても、あなたは「問題を報告する」という役目を立派に果たと考えれば良いのです。
自分でやっかいな問題を解決する方法
上司に問題を報告して一緒に解決に当たってもらう場合ばかりとは限りません。
やっかいな問題を自力で解決しなければならない状況もあります。
そんなときはまず落ち着くこと。それは先述の通りです。
次にやるべきことは「この問題はどこから手を付ければいいか」を考えることです。具体的には問題をいくつかに分割するのです。
「大きな問題」でも「いくつかの小さな問題」に分割できます。更に「もっと小さな問題」に分割できます。するとあなたにできることが見えてきます。あとはそれを少しずつこなせば良いのです。
巨大な問題の前にひとりポツンと立つと無気力になってしまうのが人間です。
しかしその問題を分割して分割して分割すれば、小さな問題の集まりであることに気づくはずです。
問題をいかに細かく分割するかがカギ
あなたが攻略しようとしているのは、難攻不落の要塞ではありません。
どんなに大きな問題でも、必ずひとつひとつの小さな要素に分解できます。大きな問題にブチ当たったら、落ち着いてこのことを思い出しましょう。
すぐに絶望的な気持ちになるのはあなたの悪いクセです。何を隠そう、それは私の悪いクセでもあります。
なのであなたも私も仕事の問題を解決不可能だと思い込まない、人生を覆う暗雲だと悲観的に捉えない、落ち着いて小さな要素に分割してみる、…この思考法があなたを救うことでしょう!
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