負の感情をいかに処理するか?

仕事にはトラブルがつきものです。そもそも仕事はトラブルや不具合い、この世に存在する不便を解決するために行うものなので、困難が無い仕事や問題が発生しない仕事は存在しません。

しかし、そのことを頭で理解していても、感情で理解できないのが人間です。

ときに感情的になって人に強く当たったり、ひとつの失敗が引っかかって自分の中で前に進めず落ち込むのが人間というものです。

 

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マイナス思考をいかに処理するか!?

仕事にトラブルや失敗がつきものなら、人間の感情にはネガティブさやマイナス思考がつきものなのです。

だから人間はマイナス思考に流され、ときに自暴自棄になったり自信喪失したりします。

しかし誰もが抱えるこの厄介な感情をうまく処理すれば、あなたの仕事の生産性やクオリティが大きく向上するチャンスになります。

仕事では才能やセンスより「失敗を重ねること」が大切!

若い人ほど仕事に才能やセンスが大切だと考える傾向にありますが、かつての私もそうでした。

それでも才能に自惚れるのならまだマシですが、大抵は自分と周囲を比較して「自分はダメだ」と落ち込んで勝手にやる気をなくすのです。

落ち込んでやる気を無くすと、仕事でもっとも大切な「失敗を重ねること」ができなくなります。

「失敗しまくりたい!」

仕事はトライ・アンド・エラーが全てです。PDCAサイクルを回すにも、失敗することで「別の方法を試そう」となるのです。それなのに失敗を回避していては何も生まれません。

また、失敗を恐れる人と恐れない人とでは、PDCAサイクルを回す速度が違ってきます。

失敗を恐れているとPDCAを1回、回して(=失敗して)終わりという感じですが、失敗を恐れない人はPDCAを何度も回して(=失敗しまくって)、ついには成功を見つけるのです。

あるIT企業の社長は「失敗しまくりたい!」と言っていました。負の感情に支配されていては、到底出てこない言葉です。

ではどうすれば負の感情を捨てられるのか?

その方法はアグレッシブに戦っている人、スピード重視でガンガン仕事を回している人、めげない人、明るい人の近くに自分を置くことです。

最初はあまりに自分と違いすぎて「自分には無理だ」と感じますが、それでも戦いを避ける人、スピード感が無く守りに入っている人、すぐ落ち込む人、暗い人、保守的な人、何ごとにつけても否定的な人、官僚的な人の近くにいるよりも百倍マシです。

実は残念ながら、多くの人たちは後者のネガティブな人です。そのことに気づかないのはあなた自身もそうだからです。周りも自分もネガティブな気持ちを抱えながら毎日を生きているので、ネガティブな状態がデフォルト(=初期設定)になっていることに気づきようがないのです。

心の日光浴をする!

なので「この人は前向きすぎて自分にはちょっと無理」と思うような人の近くに自分を置くのです。それでもあなたは変われませんが、無理して変わる必要はありません。

まずは日光浴をするように、そんな人の近くに居続けるのです。そうすれば少しずつ、あなたの心の氷は溶けていくことでしょう。

次の段階ではもう少し踏み込んでみます。「自分もそうなっていいんだ」と思うのです。
人間、誰もが「なりたい自分」になっていい。

しかしあなたのネガティブさやマイナス思考は、自分で意識していないだけで極めて根深いものです。一朝一夕には変わりません。それでも少しずつ「自分もそうなっていいんだ」と思うのです。

こんなことを言っている私自身、誰にも負けないくらいのネガティブ思考でした。今でもまだネガティブ思考が抜け切っていませんが、長年「日光浴」をするうちに少しずつ心の氷が溶けてきたように思います。

プラスのスパイラルを目指せ!

明るい人の近くに自分を置く「日光浴」の他にも有効な方法があります。
それはビジネス書を読みまくることです。

私たちは親や学校や会社から「失敗するな」「慎重にやれ」と言われ続けてきました。
しかしそれでは新しいもの・価値あるものは生まれないのです。

「失敗するな」「慎重にやれ」という言葉は澱み(=停滞)を生みます。

ビジネス書には行動しまくって失敗しまくる人がたくさん出てきます。しかしその誰もが成功者です。

もちろん破産・破滅するような大きすぎる失敗は避けるべきですが、小さな失敗は日頃からたくさんすべきなのです。

そのうちプラスのスパイラルが生まれる!

小さな失敗をたくさんすると、成功することも出てきます。そしてそれが活力になります。また、小さな失敗をしても「だからどうした」と思えるようになります。

こうして少しずつ「プラスのスパイラル」を発生させ、負の感情から遠いところに行くように、自分自身で自分を導いてやるのです。

そして負の感情がなくなればなくなるほど、あなたの仕事は自分でも驚くほどうまく行くようになるのです!

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