80対20の法則を意識せよ!

「イギリスの富の80%は上位20%の富豪が所有している」これは経済学者・パレートが発見した法則ですが、この法則は富の偏在だけではなく、さまざまなこの世の事象に当てはまることが分かってきました。

例えば「ある部署の売上の80%は20%の得意先が占めている」などです。

全てにおいてこの法則が当てはまるわけではありませんが、世の中にはパレートの法則が当てはまることが多いと知っておけば仕事の質が上がります。なぜなら注力すべき仕事が見えてくるからです。

ここ数年の自分の成果を振り返るときも80対20の法則を意識して下さい。さまざまな気づきがあるはずです。

 

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選択と集中

以前ビジネス界で流行した「選択と集中」ですが、この言葉を常に意識している人は極めて少ないと思います。

その証拠として過労死寸前の残業地獄があります。

残業前提の仕事のしかたが見直されることは稀です。また、バリバリ働いている人の本音は「残業してナンボ」とか「時間に比例して生産性は上がる」であることが多いのです。

しかし私に言わせれば「残業は論外」であり、「時間に反比例して生産性は下がる」であることが多いと見ています。

ビジネスにおける「正解」とは!?

残業しないと仕事が終わらないのは「選択と集中」をしていないからです。本当に必要な仕事、パレートの法則で言えば20%を見つけて80%は切り捨てる。あるいは80%はほどほどに仕事をこなす、これができないから残業地獄に陥るのです。

個々人の働き方でもパレートの法則を意識すべきですし、経営者的にも20%に多くの人員を投入し、80%は少人数でほどほどにこなすことを考えるべきでしょう

「何でもかんでも一生懸命」はビジネスにおいては不正解です。日常生活や人との向き合い方としては美しい態度ですが、ビジネスではムダを見つけて排除し、成果につながるものだけをシビアに追いかけるべきなのです。

このように考えると、本当に「選択と集中」ができている人は非常に少ないという私の見解に同意してもらえるのではないでしょうか。

どこにでも潜んでいるパレートの法則

ひとくちに80対20の法則と言っても、どこにそれが潜んでいるかは分かりません。それは小さな業務にも、先ほどの人員配置のような大局的なことにも多くの不均衡があるからです。

「何かムダがないか?」と探すのは大切なことですが、80対20の法則の視点で物ごとを見てみると、また違った発見があるはずです。

そして「残業は前提だ」とか「長時間労働をしないと成果が出ない」と考えることを止め、「ビジネスはラクをしないと成果が出ない」「成果が出ることが正義だ」とシビアに考えることで、きっと今までとは違った成果が出るでしょう。

考え方の転換がなければ今と同じ延長線上に過ぎません。なのでこれらの考え方の軸で物ごとを新しく見てほしいのです!

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