仕事は果てしない条件闘争だと心得よ!

依頼されたことを確実にこなすのは仕事の第一歩です。しかし相手の言いなりで仕事をしてると、どんどん窮地に追い込まれてしまいます。

また、言いなりになっている間は決して成果が出ません。それは相手に振り回されることで、重要ではない仕事に時間や労力といった貴重なリソースを消費してしまうからです。

本当に大切な仕事・本当に大切な顧客にエネルギーを注げないので成果は出ず、売上も伸びません。

 

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なぜ「ジャイアン」と「のび太」の関係になるのか?

さて、あなたは今までの顧客や仕事を見直した結果、注力すべき仕事が見えてきました。
しかしなぜか逆らえない人というのが仕事の場においても存在するものです。

その相手は全身から威圧的な雰囲気を出していることが多く、なぜか初対面から親分・子分の関係になったりと、決して対等にならない関係があります。

それはお互いの個性がそうさせているので、ある程度はしかたがありません。

また、そんな曖昧な関係性ではなく、会社の規模や元請け・下請けという厳然とした立場の違いからくる「ジャイアン」「のび太」の関係もあります。

その関係、見直す必要あり!

しかし仕事の本質は条件闘争です。どんな理由であれ、親分・子分の関係、ジャイアン・のび太の関係を甘受していては、いつまで経っても条件闘争などできません。
それどころか、ちょっとしたお願いや交渉すらできないでしょう。

今は「対等など望むべくもない」「そんなことを考えるだけでも恐ろしい」かもしれません。しかし少しずつそんな関係を見直さないと、いつまでも仕事の本質には辿り着けないのです。

対等だったらどうだろう?と考えてみる

なので、あなたが仕事で成果を出したければ少しずつでも条件闘争をして関係性を改善すべきなのです。

まずは「対等だったらどうだろう」と考えてみることです。

あれだけ頼みづらかったことでも、対等の関係なら気軽に冗談でも言いながら頼めるはずです。

ではどうやって対等な関係に持っていくか?

人間、いいときばかりが続くわけではありません。強者でも困りごとを抱える場合もあります。

世の中の事象は一定を保っているように見えて、実は変化し続けています。
なので圧倒的な強者であっても一時的に弱ったり困ったりする時が必ず来ます。

そんなとき、少しずつこちらに有利な条件にするように心がけるのです。
「心がける」というと抽象的で精神論のように聞こえますが、まずはその気持ちや姿勢が大切です。
少しでも有利になるように、少しずつ自分の権利を主張するのです。

その心がけさえない場合、いつまでも相手の支配に甘んじるしかありません。
相手が困っているとき・弱っているときはある程度こちらの希望やワガママが通ります。
そうやって少しでも対等な関係になるように努力するのです。

最初のうちは罪悪感があるかもしれません。しかしそもそも今までの関係がおかしかったのです。

まっとうなビジネスをするために!

人間、生まれながらに平等です。これは奇麗事でもなんでもなく、まさしくそうなのです。しかし時代背景や政治、生まれや育ちで強者と弱者が形成されてきたのです。

だから気後れする必要はありません。少しずつ自分の立場を有利にする交渉を仕掛けるべきなのです。罪悪感はいりません。そもそもの「平等」で「対等」な関係に近づけるだけなのですから。

なお、このような話をすると必ず「取り扱う商品が他社と差異がないから、買い叩かれてしまう」という反論がきます。

それは確かにそうですが、しかしあなたの同僚も同じ条件でその商品を売っているのです。にも関わらず、同僚間で売上の差が生じるのはなぜか?、を考える必要があります。

売上成績が良い同僚は取り扱い商品のせいにせず、平等な立場、対等な立場に持っていく努力をしているからこそ、成績が良いのではないでしょうか?

平等・対等にまで持っていくのは難しいかもしれません。しかし諦めずに少しでも自分の立場を上げる条件闘争をすべきなのです。

そうなって始めて、ようやくまともなビジネスが開けてくるのです!

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