「作業」と「仕事」の違いを認識し、常に目標を意識する!
仕事に没頭するのは良いことですが、目標を見失わないことはそれ以上に大切です。
仕事に没頭するあまり、いま行っている作業が全てになってしまって周りが見えなくなったり、何を目標に頑張っているのかを見失うのは誰もが経験することです。
しかしそんなときこそ我に返って「この仕事の目標は何か?」を問うことが大切です。
目標のすり替えに気をつけろ!
あまりに仕事に没頭する、正確に言えば作業に没頭すると、その作業自体が大切になってしまいます。それは自分でも自覚できないうちにそうなってしまうのです。
あなた自身が無意識のうちに目標をすり替えてしまったのです。
こうなると本末転倒で、いま行っている作業をもっと簡略化する方法が見つかっても、その方法を取り入れようとしません。
また、自分の目標も立場を忘れて作業に没頭してしまいます。
絶えず全体を見回すように!
例えば低迷している売上を伸ばすために、店長であるあなたが店頭に立ってお客様に声を掛けているとします。最初は抵抗がありましたが、慣れてくると楽しく声掛けができて没頭してしまいます。
しかし店長の仕事は店舗全体を見渡して適切な人員配置をしたり、仕入が適切に行われているかを確認することです。
店長の立場では作業に没頭してはいけないのですが、その作業が楽しく売上も伸びているので、あなたは店舗全体を見渡そうとしません。
当初の目標は売上を伸ばすことでした。それはあなたがお客様に声掛けをすることで目標の数字は達成されました。
しかしあなたの目標は今や声掛け自体にすり替わってしまっているので、声掛けをやめようとしません。他にもっとやるべきことがあるのに、です。
こうなると本末転倒です。
「作業」は集中力が、「仕事」は大局観が大切!
一旦その仕事がうまく行くようになったら、店長であるあなた仕事は「あなたのコピーを作る」ことです。あなたがやっていた声掛けをマニュアル化して店員に教えるのです。そしてあなたは現場の一線から退き、店員を育てたりアドバイスしたりと後方支援に努めるのです。
「作業」は集中力が問われます。いかにひとつの動作を極めるかと言ってもいいと思います。しかし「仕事」は大局観や調整能力といったものが問われます。
「作業」と「仕事」の違いを意識し、常に目標から外れていないかを自問することが大切です!
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